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ホースの安全とパフォーマンスのための10のヒント

Top Tips for Hydraulic Hose Routing - Hose Products Division

ホースを使用する場合、安全性と性能(パフォーマンス)が最も重要となります。生産性を保証し、作業現場での危険を防ぐためには、正しく適切なホースの設置が不可欠です。ホースを正しく使用する事で、ホースの耐用年数(寿命)を延ばし、性能を最大限に発揮し、安全に使用する事が出来ます。

 

安全とパフォーマンスのための10のヒント


1.ホースの長さに余裕をもつTop Tips for Hydraulic Hose Routing - Hose Products Division - Hose Flexibility

ホースは加圧した時に長さが変化しますので、長さには余裕を持ち、適度なたるみをもたせて下さい。ホースは構造上2%まで伸び、4%まで収縮します。もしホースの長さに余裕がなく、伸縮による長さの変化が出来ない場合、張力が発生しホース継手の接続部に負荷がかかり、継手が緩んだり、抜けたり、ホースの破損を引き起こす可能性があります。ただし過剰にたるみを持たせ過ぎてしまうと、ホースが他の機器に引っ掛かったり、他の機器と当たって擦れてしまう危険がありますので注意して下さい。

 

2.最小曲げ半径以下で使用しないTop Tips for Hydraulic Hose Routing - Hose Products Division - Bend Radius

最少曲げ半径以下で使用すると、ホースに極端にストレスがかかり、ホース補強材のストランド間に大きな穴ができ、ホースの耐圧能力を著しく低下させる可能性があります。それにより、ホースバーストが発生する恐れがあり危険です。各ホースの最小曲げ半径については、カタログに記載されていますので必ず確認するようにしましょう。

 

3.ホースのねじれを避ける

ホースがねじれていると耐圧能力が低下しますので、ねじれないように設置しましょう。ねじれを識別する簡単な方法は、部品番号、圧力などのホースの印字線がねじれていないかを見て下さい。ホースのねじれはホースの内部構造が変形し、破損を引き起こします。

 

4.必要に応じてエルボ継手またはアダプターを使用するTop Tips for Hydraulic Hose Routing - Hose Products Division - Elbows and Adapters

一般的にホースの取り付けに関して、ホースが金具の直前で曲がる場合は少なくとも外径の2倍以上まっすぐにする必要があります。もしそれが不可能な場合は、90度または45度のエルボ継手を使用して下さい。そうする事で 流体の圧力からコアチューブに直接影響を与えることなく、ホースの劣化と早期故障を防ぎます。

 

5.ホースを外傷から守る

ホースが他の機器と直接接触していると、外カバーが磨耗し、破損する危険性があります。また鋭利なものや研磨剤のある物体の近くにホースを置かないでください。接触を避けることができないような用途の場合は、耐摩耗性の高いホースカバー付きホースまたは保護スリーブを使用する必要があります。

Top Tips for Hydraulic Hose Routing - Hose Products Division - Proper Clamping

6.設置の仕方

エルボまたはアダプタを使用して、ホースを機械の輪郭にそうように配線してください。これによりホースの長さが適切となり、流れを制限してホースに負荷をかける無理な角度の曲がりをなくします。余分なホース長さの短縮によりコストを節約出来ますし、ホースの能力を最大限に引き出すことが出来ます。

 

7.メーカーを合わせる

最大限の耐用年数と安全と性能を確保する為には、異なるメーカーのホースおよび継手を混用しない事をおすすめします。適正に使用する為には、ホースと継手のメーカーが同じであること、そしてメーカーの推奨する装置、部品、および使用手順を守る事が不可欠です。

 

8..ホースのひずみを避けるTop Tips for Hydraulic Hose Routing - Hose Products Division - Avoid Hose Strain

ホースに外圧や過度な振動をかけないよう注意してください。また高圧ホースと低圧ホースを一緒に固定すると、ホースカバーが摩耗し、性能低下と安全上の危険が生じる恐れがあります。ホースが損傷する原因となる接触を避け、正しい締め付けと配線を実施してください。

 

9.温度の影響を受ける

ホースは周囲温度に大きく影響を受けますので、ホースを外部熱源から遠ざけてください。温度の上昇に伴い、ひび割れ等が起こり、それがホースの耐久性や性能に影響を受け寿命が短くなる可能性があります。周囲温度が極端に高い場合や、寒暖差があればあるほど、よりホースカバーの耐久性が必要となりますので、ホースを保護するのに役立つスリーブをオプションとして取り付ける事も有効です。

 

10.メンテナンス計画

ホースのメンテナンスを行う場合、周辺部品も分解しなければならない場合が多くあります。その為、ホースを取り付ける際に複雑な継手の組み合わせを避けるよう気をつけると、メンテナンス作業時間を削減出来ます。またエルボとアダプタを使用しホースのひずみを避ける事で、アッセンブリの負荷を軽減します。点検やメンテナンスに手間のかからないように考慮して設計するとよいでしょう。

パーカー・トラッキング・システム(PTS)

ラベルに印字されたIDからホース情報を呼び出すことができ、スピーディに部品仕様が判別できます。製作記録は蓄積されますので、ホース交換時期をプロアクティブに提案・管理する事が可能で、適切なメンテナンスがされないがために引き起こるトラブルによる多大な時間とコストを削減できます。ホース交換の際にはIDをお知らせ頂くだけで同じホースをお届けします。

PTSのラベルがついているホースのリペアは、パーカーストアPTS導入店舗(沼津店・八潮店・大阪店・多度津店)までご用命下さい ⇒ Parker Store 店舗一覧

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